姿勢良く立つ時に胸を張るのはNG!!だめな理由を解説
この記事を書いている人 - WRITER -
FIRSTCLASSTRAINERS所属。柔道整復師の国家資格所有のパーソナルトレーナー/整形外科、整骨院、整体院で働き、痛みで悩む人がどうしたら痛みなく生活出来るかを考え、体の使い方を変える事が大切だと気づく/体の使い方を変えて10年後も痛みや不調なく生活する運動を伝えてます!
どもっ!
体の使い方を伝えているパーソナルトレーナーの西浦です。
よく『胸を張って立ちなさい!』って言われることありませんか?
胸を張った方が、見た目がキレイに見えるっていうところから言われていると思いますが、体の機能を考えた時に、胸を張って立つのは良くないんですよね。
体に余計な力が入って、痛みや不調を引き起こしてしまう事があります。
YouTubeやテレビ、治療院の先生、色んな人は胸を張りなさいっていってるけど、なぜだめなんでしょうか?
その理由を説明しますね。
こういう方にオススメ
・姿勢良く立ちたい
・いつも姿勢が悪いと言われている
胸を張っても姿勢良く立てない理由
姿勢良く立つ時に胸を張って立ってはいけない理由は
・疲れやすい筋肉を使う
・背骨がまっすぐになる
・呼吸が浅くなる
こういった理由があります。
1つずつ説明していきますね。
胸を張ってはいけない理由①疲れやすい筋肉を使う
筋肉には『疲れやすい筋肉』と『疲れにくい筋肉』の2種類があります。
疲れやすい筋肉っていうのは、ずっと使ってると疲れて硬くなりやすい筋肉のことを言います。
疲れやすい筋肉は、体の表面にある筋肉のことをいい強い力を発揮しやすくなります。
胸を張ろうとすると。ほとんどの人は背中の筋肉を使って肩甲骨を寄せて胸を張ろうとします。
こういう筋肉をずっと使って胸を張ってると、筋肉が硬くなって肩こりや腰痛につながってしまいます。
胸を張ってはいけない理由②背骨が真っ直ぐになる
背骨は本来S字にカーブをしています。
これ、Sじのカーブを作ることで上下からの衝撃を吸収できるので、体にかかる負担を減らしてくれています。
このS字のカーブが大きくなったり、小さくなったりするとうまく衝撃を吸収できなくなって体の負担が増えます。
胸を張る姿勢をとると、胸を前に突き出す分背中が反ってしまいます。
背中を反ると、背骨が真っ直ぐになるので体にかかる負担が増えるので痛みや不調を引き起こしてしまうっていう感じです。
胸を張ってはいけない理由③呼吸が浅くなる
呼吸をする時(特に胸式呼吸)は、肋骨が開かないと呼吸ができなくなります。
詳しくはこちらのブログをお読みください!
深い呼吸をする時に絶対にしてほしいこと
胸を張ると、肋骨が開いてしまうので閉じにくい状況になります。
肋骨が閉じないと、息を吐く事ができないので息は吸えるけど吐く事ができないっていう感じになります。
呼吸が浅くなると、体に栄養を送れなくなるので痛みや不調を引き起こしちゃいますよね。
こういう感じで、胸を張る姿勢にはデメリットが多いんですよね。
逆にメリットって見た目が姿勢良く見えてるだけ
しかも無理矢理姿勢を良くしてるので体の負担は大きいですよね。
なので、胸を張るのは注意したいですね。
まとめ
姿勢を良くしようとして胸を張っている人が多いですが、体にかかる負担が大きくなるのでデメリットが大きいです。
痛みや不調が出たり、呼吸が浅くなったり。
できるだけ負担をかけずに立った方が、体にとってはメリットが大きいので胸を張るのはやめましょう。